2025/12/26

PagesはInDesignの代わりになるのか? 4

Pagesから書き出したPDFをAcrobatで開いたところ

Macのオマケで付属しているPagesというアプリでInDesignのように緻密な組版やデザイン、印刷物を作ることが可能かどうかを探っているわけだが、デザインはともかく印刷用のデータにすることができなければ話にならない。なのでCMYKの色設定ができない、裁断のためのトンボをつけることができないこのアプリのデータをできるだけ簡単に印刷用データに変換したいわけだ。

そこでまず最初に試しているのがAdobeAcrobat(フリー版ではなくCC版)。Adobeからの撤退を目指した計画なのに本末転倒だが、とりあえず思いつくものが今のところこれしかないのでともかくやってみることにした。結論から言えばRGBからCMYKへの変換は簡単にできる。

RGBをCMYKに変換するのときに問題になるのは黒が墨ベタではなくてCMYKに分解されてしまうことだがAcrobatを使うとこれは意外に簡単に解決する。あとは彩度の強い色は濁った色に転んでしまうのはデザイナーなら誰でも経験していることだから、CMYKに変換する前に調整しておく必要はありそうだ。PagesでCMYKで作業はできないがCMYKにした時の数値は確認できる。なのでその数値を他のアプリで試してみて色調整しておくのがいいかもしれない。

「印刷工程」の「出力プレビュー」で墨版だけを表示させてみた。


Acrobatの「すべてのツール」から「印刷工程を使用」を選択する。この「印刷工程の使用」の設定で色やトンボを設定できる。印刷用のデータに変換できるのだ。「色を変換」というメニューを開くと「カラータイプ」という項目があってそこでCMYKを選べる。「変換オプション」の項目には「黒を維持」とか「グレーをCMYKブラックに変換」チェックボックスがあって「黒を維持」にチェックを入れれば黒で作った文字はCMYKに分解されず墨版だけになる。但しオーバープリントなどの設定はないのでそのあたりはどうなるか実際に印刷してみないとわからない。

ところがトンボは簡単にいかない。まず「印刷工程を使用」の中の「トンボの追加」を選択する。そこで指示に従って版面を広げてトンボを埋め込むのだが、トンボがずれて版面の内側に食い込んでしまう。Pagesで作ったファイルのサイズが正しく認識されないようで、どうやってもトンボの位置がズレる。トンボのスタイル設定もあってInDesignのトンボのスタイルを選べるようになっていたりするが、実際のInDesignのトンボとは違っている。まだテストをやり尽くしたわけではないので、できないと決まったわけではないが無理ならトンボは他のアプリを選択する必要があるかもしれない。現状はそんなところ。

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