Macのおまけ(?)アプリのPagesはその名の通りPageの概念がある。つまり本が作れるのだ。しかも縦組ができる。なのでInDesignの代わりになるのではないかと思い、チャレンジしてみることにした。Pagesでページ物を作る。このブログはそのための試行錯誤の記録である。用語などについて細かな説明はしない。この記録を見る人はプロのデザイナーを想定しているからだ。
説明する順番をとくには考えていないので、話が前後したり、途中で違う機能に話が飛んでしまうこともあると思う。私自身が初めての試みなのでそこはご容赦願いたい。
Pagesは縦組のページ物を作れるものの、その操作性はMicrosoft Office(Microsoft365) のような感じでクリエイティブのツールというよりは事務用ツールといったおもむき。Adobe系ツールに慣れた人にとってはちょっと扱いにくい。とはいえMacを購入すれば無料でついてくる。Adobe製品がどんどん値上げしてくる今、これをデザイン作業に使えればフリーのデザイナーにとっては福音となるだろう。チャレンジする価値はあると思う。
まずPagesで困るのはガイドラインを数値設定できないこと。ガイドを引っ張ってる間に表示される数値を見ながらピッタリのところで止めるしかない。が、ピッタリのところで止めるのは難しい。あとはボックスやラインのポイントやガイドラインにテキストや図形のボックスを吸着させることができないところ。なので正確な配置をするためにはテキストや図形のボックスを利用するしかない。ボックスはサイズや位置を数値で入力できるのでそれを利用する。Pagesでページ物を作るときは、まずはテンプレートを作っておくのが良いと思う。InDesignにおけるマスターページのようなものだ。このあたりの話は次回以降に詳しく書いてみたい。
それからルーラーやボックスなどはcm単位(mmで入力すればcm置き換わる)の設定できるのに文字のサイズや罫線はポイントでしか設定できない。これでは単位の整合性が取れない。せめてcmの単位で大きさが決められると助かるのだが、これも強引にmmまたはcmで入力するとポイントに置き換わる。つまり罫線の幅を0.1mmと入力すれば0.28ポイントと表示される。これならなんとかなりそうだ。文字も0.3cmと入力すれば8.5ptに置き換わる。級(あるいはQ)は使えないがcmが使えれば級数での文字の序列で文字入力することができる。行間も同じように数値入力することができる。
エディトリアルデザインの文字組みで重要なことの一つに「文字詰め」がある。InDesignであればフォントに含まれる詰め情報によって「和文等幅」「オプティカル」「メトリクス」など自動で字間を詰めることができるし、手動で自分の好みに詰めることもできる。Pagesではそういった細かな設定は無いものの、フォーマット→テキスト→フォント→ギアアイコンの「その他のテキストオプション」の中で文字間隔をパーセントで設定することができるし、ベースラインの位置もここで調整できる。メニューの階層が面倒ではあるが、選択範囲で全体を詰めたり1文字1文字詰めたりすることもできる。字間を調整できるのはDTPをやる上で大きなメリットだと思う。
あとはトンボをつけられないところも困る。用紙サイズを大きくして自力でトンボをつけてみたりしたがこれもなかなか面倒。なのでトンボはAcrobatなどを使って追加する必要がある(トンボを付けることのできるアプリもあるらしいが調べていない)。現在では印刷物を制作する際はPDF入稿にするのが一般的なのでトンボの問題はAcrobatに任せるのがいいのかもしれない(それではAdobeから抜けられないが)。
大雑把に基本的なページレイアウトの手順を説明すると、まずは本文組用のテキストボックスを作りそのボックスを選択する(ノンブルはフッタを利用する。その話もいずれ)。サイドバーの「フォーマット」から「テキスト」を選択し、次に「レイアウト」のボタンをクリック。「段組み」から段数を選ぶ。「テキストインセット」で枠と文字との間隔を調整する(通常は0にする)。段組の罫線は手動で入れるしかない。「段組」ボタンの頭の▽をクリックして「段の間隔」を選択し寸法を入れる。「段の幅を均等にする」にチェックを入れるとそれぞれの段はサイズが同じになる。ここで大事なのは最初に作ったテキストボックスのサイズは変わらないので、文字の大きさや行間を変更すればそのボックス内で変化するということ。つまり字詰や入る文字数が変化する。これはInDesignでも同じだが。
Pagesは私自身が初心者なのでわからないことだらけなのだが、今の感触はなんとかなるんじゃないかって感じ。引き続きテストを続ける。
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