ついにGXRにJupiter3を取り付けた。もともとはLマウント(正式名はL39。最近はミラーレス機のLマウントの方が有名らしいが互換性はない)なのだが、フィルム時代のベッサRにコシナのフォクトレンダーのレンズを使っていた頃、どれもがLマウントだったのでL→Mアダプターを介して使っていて、その変換マウントをJupiter3につけっぱなしにしていたのを忘れていた。なので簡単に装着できた。撮影のためのさまざまな設定も基本的にGX200と同じなので設定の面倒さもなかった。
絞り開放のf1.5で撮っているが、ピントの合っている部分が意外にシャープなのに拍子抜け。フツーに写る。EVFはないが撮影時に狙ったところが拡大表示できるので、これも思ったほど面倒でもなかった。最短撮影距離が意外と長め(ネットを検索すると1mらしい)なのも初めてわかった。操作が意外と簡単だったし、レンズもよく写るので、そこはちょっと達成感が削がれた感じではあった。
今時のレンズに比べると小さなレンズだが、取り付けるとやっぱり大きい、というか前面に突き出す。コンデジのようにコンパクトにはならない。MOUNT A12のマウント部分がフランジバックを稼ぐために1.5cmくらいボデイから飛び出しているので余計に大きさを感じる。これはMマウントレンズの特性だからいかんともし難い。フォクトレンダーの40mmもあるが、これは写りが良いのは想像できるので今はまだ付けない。Nマウントの変換アダプターを付けるのもあまり意味はないかもしれない(一眼レフのレンズだからコンパクトでも長い)。
ともあれこれでロシアレンズが使えるのは嬉しい。
2009年にGXRが発売された後、デジカメの世界は一気に高画素化していった。その先陣を切ったのはNikon D800だろう。3600万画素は今でも高画素カメラの一角をなしている。発売から13年も経つのに凄い。D800も発売から2、3年して中古を購入した。中古といっても20万くらいはしたように思う。で、僕の高画素への憧れははほぼ終わった。それよりサイズがデカいのと重いのがネックとなって、持ち出す機会は減っていった。
その後、小さくて軽くて爆速のNikon1 J4を購入(もちろんこれも中古)。レンズは電動標準ズーム10-30mm。描写に不満はなかったものの、センサーは1インチで被写界深度は深く、焦点距離を固定する(RICOH GX200にはステップズームという名の焦点距離を自由に設定できる機能がある)ことができないのは不満だった。これは4、5年前に購入した。ということでここ数年は新たなカメラは購入していなかった。新たといっても10年以上昔のものばかりに惹かれるのだが。
今回のGXRはカメラへの興味というより、何か楽しめることを見つけなきゃというのが発端。写真を撮りたいというわけでもなかったが、フィルム時代にフォクトレンダー・ベッサR用に使っていたJupiter8やJupiter3を復活させるのは面白いかもと思い立った。子どもが小さかった頃に写した描写が強く印象に残っていたからだ。ベッサRもその後露出がオートでボディの材質がプラスチックからマグネシウムに高級化したベッサR3A(これは新品で購入)に買い換えていたが、フィルムや現像費が高騰して使わなくなったという経緯もある。
今どきライカのMマウントは特別なものではなくなった。大手メーカーのミラーレス機ならたいがいマウント変換用のアダプターが手に入る。広角側で収差が大きくなるなんて話もあるが、アプリケーションソフトでどのようにでも補正はできるから大した問題でもない。それよりもフルサイズでMマウントレンズが使えるのが素晴らしい。ライカは必要ない、かもしれない。
にもかかわらずGXRにしたのはそれがMマウント専用機だから。Mマウントを使うためだけのカメラだったからだ(正確にはMOUNT A12ユニットが、ということだが)。何にでも使える、何にでもなるというのは面白くない。
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