2025/04/14

月の光

午後10時17分。仕事部屋の窓から月が見えている。くっきりとしている。満月のようだけど暦を見ると昨日が満月だったようだ。仕事部屋の椅子に座ったまま月が見えるのは嬉しい。年にそう何度もあるもんじゃない。大概天候に邪魔されて年に10回も見ていない気がする。だからつい写真を撮ってしまうのだがうまく写ったためしはない。

月を見ているとドキドキワクワクっていうんじゃないが、冷たいような暖かいような何ともいえない感情が湧いてくる。何年か前、昼間の月が大きく感じられて怖くなったことがあった。あんな巨大なものが宙に浮かんでいる現実が怖かった。あれも不思議な感情だった気がする。太陽は眩しすぎて感情を投影するような心持ちになったことはないが、月を見ているといろんな感情が湧き起こる。頻繁に現れるのは死のイメージだろうか。ただそれは怖いという感じじゃなく安息に近いようなもの、かも。

今から四半世紀以上昔、40代の初めのころドビュッシーの「月の光」(正式名はベルガマスク組曲 月の光/Suite bergamasque "Clair de lune")を頻繁に聴いていた時期があった。たぶん坂本龍一の影響だったと思う。これもミーハーたる所以だが、とはいえそれで19世紀から20世紀にかけての近代音楽というのをいろいろ聴くことができて楽しかった。一方で最初の子が生まれたばかりでいろんなことが不安になって逃げ出したいような心持ちだった。

月が光っているわけじゃない。太陽の反射だ。あんな巨大な物が煌々と
照らされている。

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